■ 概要


KU VA CO 〜 縁側土間*おうちキャンプある暮らし 

所  在:埼玉県さいたま市

構  造:木造2階建

主要用途:専用住宅

工事種別:新築

敷地面積:171.32㎡

建築面積: 53.49

延床面積: 98.94㎡

設  計:Den設計室

施  工:井上建築工業

竣  工:2020年5月

Blog/KUVACO

近隣の川沿いには桜並木があり、シーズンには桜を楽しむ風景のある住宅街。

そこからすぐの本敷地は、北側道路に面し、東側と南側の隣家の影の影響と

隣家から見下ろされているような視線が気になる環境・条件だったことを

ヒアリングと敷地調査をした際の印象深い記憶のひとつでした。

初めて敷地を訪れた2017年秋から計画はスタート。

既存軽量鉄骨改修案をご検討の上、建て替えることになりました。

当初は、既存のお住まいの改修とするか建替とするか検討段階だったこともあり、

既存状況を調査させていただき、その報告書をご検討いただく時間も大切な一歩でした。

 

 

KU VA CO とは・・・

  クバ(KUVA)というヤシ科の植物をご家族から頂戴したことが印象深く

専門家紹介サービスを得意とするSUVACOさんから初めてご紹介いただいたお客さま。 

KUVASUVACO KU VA CO = 暮らし バランス 心地こだわり


↓ コラボはこちら ↓

Den設計室 * SUVACO


■ サザエさん家の縁側・・・縁側土間空間


「サザエさん家のような縁側がほしい」と。

そこにある風景をイメージしてみると・・・

縁側に座り日向ぼっこしたり、新聞読んだり、爪切ったり。

夏にはスイカ食べてタネ飛ばし。蚊取り線香つけての花火を楽しむ。

 

とても懐かしい感じ。

(そのまま具現化できれば良いのですが、、、。)

 

そのイメージと今ある敷地条件、近隣(視線)との関係性、

物理的な空間スペース(床面積UP)を考えると、

そっくりそのままサザエさんという訳にはいかないもので。。。

 

そこで、どのような暮らしのイメージをお持ちなのか、丁寧にヒアリングを積み重ねました。

そこにある答えは、

縁側そのものを物理的に求めているというより、

縁側の持つ奥ゆかしさ、懐かしさ、その場の雰囲気に価値を感じておられること。

 

ひとつの解釈「サザエさんの縁側 ≒ 土間空間」をデザインご提案。

 

障子の使い方で一体にも別空間にも。

式台やベンチに座って新聞読んだり絵本読んだり。

地窓による心地よい風。

近隣の目線=見下ろされる視線のカット。

土間上部の吹抜けによる採光の確保。

 

サザエさんからのヒントにより、

 

たくさんのこだわりを具現化した縁側土間空間。

■ あちこち絵本


ちいさなお子さま姉妹。

絵本大好き!

お気に入りの絵本には、1軍、2軍がいて、

1軍の「かいけつゾロリ、おばけのてんぷら、めがねうさぎetc」、

たくさん見せてくれました(笑)。

 

その絵本の収納力を確保したい。

こどもたちが手に取りやすく、

目につきやすい所にたくさんの本棚をつくってあげたい。

リビングダイニング廻り、廊下の動線上、こどものお勉強カウンター廻りに。

 

本棚収納はホントにたくさん造り込みました。


■ 自宅ワーク・・・ながら空間


自宅でお仕事をされる奥様のご要望でワークスペース。

計画当初からそのスペースをプランニング。

調理、洗濯、掃除、こども達との時間、そしてお仕事。

限られた時間を有効に活かしたい。

コトバだげでは表現しきれないですが、

それらが空間の中心にある暮らし。

 

ながら空間のような。

お料理もしながらリモートワーク。

隣接のウッドデッキで休憩しながらパソコンワーク。

こども達の帰宅も感じながらの在宅ワーク。

 

大きなデスクカウンターとファイル棚もオーダー造作で。

■ 空への憧れ・・・おうちキャンプ


サザエさん同様に難題だったご要望が「空への憧れ!」。

住まい手ご家族の大切な思い出に、

キャンプ地で飲む温かいコーヒー。

青空も夕景も、大きな空の下で飲むコーヒータイムが至福のひととき。

 

その解決策。。。

屋上のアイデアから、大きなバルコニーまでご提案。

とは言え、昨今のドカ雪、ゲリラ豪雨。それらの影響によるメンテ。

どのような使い方が出来て、どのような不具合が起こり得るのか。

憧れを単に具現化することだけが弊社の役割ではなく、

複数の視点から解釈していくことも同時に大事。

それをご家族と共有することが私の役目でも。

 

そこで、「お家でアウトドア」をプランニング。

ホームキャンプのような、ホームグランピングのような。

 

ゆっくりと座れるアウトドアチェアを複数置ける余裕のある

ウッドデッキの広さと、見上げれば空が見えること。

重要な課題であった近隣からの見下ろし対策には、板塀とパーゴラ、タープによる視線カット。

 

気持ちの良い季節には、家族みんなでアウトドアリビングを楽しんでほしい。