木の家づくりをしていると、建築現場で見かける木の端材。無駄がでないように造ることは大切なことですが、材料の端っこが残ってしまうもの。処理場にて焼却処分されてしまう。どの建築現場でも起こること。現場で休憩中、何かに使えないだろうかと、拾い集めて少し手を加えてみました。おもちゃに出来ないだろうかとか、お箸に出来ないだろうかとか。

 

今ではよく目にするようになった首から吊り下げるタイプのビニール製のネックストラップ。名刺を入れて使われている。企業スタッフや役所の所員さんが首に掛けてますね。名前に加え、所属や連絡先の情報もわかります。機能を優先すれば、ネックストラップで十分です。

 

そのような中、木を使うことの重要性、社会的必要性も認知されており、間伐材の利活用促進なども積極的に取り組む事業があちこちで行われています。おちばプロジェクトとしても、何かチャレンジしてみたいと。そこでスタートしたのが、木の名札づくりです。数としては、まだ30枚ほどなので、社会的には何の意味もないですが、木が好きな方や、オーガニックな商品を扱う方など、木の名札もいーもんです。多くの方のお力をお借りして、「アクション木の名札」なんて出来たらな。

 

見方を変えると、例えば玄関に利用できれば表札。教室の出入り口であればサインプレート。トイレ前とか会議室の前とか。愛犬の首に掛けたら可愛い。ジョン・ポチ・タローでしょうか。

 

手に直接触れるものだから、木の肌触りや香り、一枚一枚違った表情や色味。身近に木を取り込み、木の気持ち良さを感じることは、きっと心を豊かにする。こどもが楽しいと大人も楽しい。大人が楽しいと未来は変わる、、、かな。循環資源を生活に取り込むこと、それがおちばプロジェクトです。


芋焼酎づくりの主催団体である 南アルプスソーシャルスピリッツさん の了解を得て、まだ一部ですが会員さんに木の名札を作ってみました。カタチの凸凹は、「ぼこ」が始まりです。山梨の方言で「こども」を意味します。会でつくった焼酎の名前が「ぼこ」だったことから「凹」のカタチにしてみました。なら「凸」もあったら楽しい。会員さんに「凸or凹」どっちがいいかヒアリングして、少しずつ手づくりです。もっともっと増えていくと期待して。

焼酎の名付けをする機会が過去ありました。会員さん数名が集まり、その際に提案させていただいた名前のイメージです(下の図)。その時には好評を頂戴したのですが落選。大人には評判良かったように思うのですが、子供票を得ることが出来ず。凹この記号では、こども心をキャッチ出来ないのは当然でした。

イメージに合わせて遊んでみました(下の写真)。

いろんな人がいる。いろんな仕事がある。背の高い人も低い人も、おしゃべりが上手なひとも口下手なひとも。健康な人がいればそうではない人もいる。障害を持つ方がいることも社会のひとつ。その施設でサポートするスタッフのみなさんがいる。支え合っている。苦労もあるけど、笑顔もある。芋焼酎づくりも一緒にできる。芋焼酎をつくるための芋の苗植えやその収穫を一緒にできる。ひとつの目標に向かってみんなで作業を共有できる。社会的にはちいさいことかもしれないけど、そのような活動を南アルプスソーシャルスピリッツさんと共にできる交流の場がある。今年は上手くできるかな。今年の芋は大きいね。来年の新酒お披露目会が楽しみだね。そんなことを共有できる。とても素敵なことだと思っています。